ABCIについて

データセンター

AIデータセンター棟 3Dツアー

AIデータセンター棟の概要

Datacenter Overview

サーバー室

AIデータセンター棟は低コストで軽量な「倉庫」に似た建築物で、その内部の大半を占めるのがサーバー室です。 サーバー室は、19m×24mでバスケットボールのコートと同程度の広さがあり、天井高は6mあります。床はコンクリートスラブでできており、1平米あたり2トンの耐荷重性能があります。

クーリングポッド

クーリングポッドとは、超省電力・超高密度データセンターを実現するために、計算サーバーを格納するラック、水冷配管、空調機、電源システム、ネットワーク配線などをパッケージ化した「やぐら」構造のことで、産総研が独自に設計したものです。 クーリングポッドは、ラックあたり70kWの冷却能力を供給することができます。

現在、サーバー室には3基のクーリングポッドが設置されており、合計90ラックまで利用できます(ABCI 2.0では72ラック使用)。

冷却設備・電力設備

AIデータセンター棟では、冷却塔のみを用いて冷水を製造するフリークーリングシステムを採用することで、年間平均PUE 1.1以下の超省電力運用を実現しています。冷却塔とは水の蒸発を利用して温水を冷却する装置のことです。AIデータセンター棟には、6基の冷却塔があり、3MW以上の冷却能力があります。夏季でも32℃の冷却水を、毎分5,000リットル製造することができます。 この他、250kW相当のアクティブチラー(冷凍機)も備えており、トータルで3.25MW以上の冷却能力があります。

AIデータセンター棟は、冷却能力に見合う3.25MWの電力容量を持ちます。実際のABCI 2.0の最大消費電力は2.3MW程度です。

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