AI橋渡しクラウド(AI Bridging Cloud Infrastructure、ABCI)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)が構築・運用する、世界最大規模の人工知能処理向け計算インフラストラクチャです。2018年8月に本格運用を開始しました。
産総研は、莫大な演算能力によりはじめて可能になる人工知能分野の最重要課題や人工知能やビッグデータ、量子計算を活用した社会的重要課題への挑戦を支援するため、「ABCIグランドチャレンジ」プログラムを実施してきました。 昨今の大規模言語モデルへの需要の高まりを背景に、新たに「大規模言語モデル構築支援」プログラムを行います。
ABCIではジョブの待ち時間が過度に長くなることを避けるために、ジョブの並列数や実行時間を制限しています。しかしこの制限のため、 大規模言語モデルのように莫大な計算量を要するジョブの実行が困難となっています。 本プログラムは、大規模言語モデルの構築を目指す利用者に対して、 計算ノード(A)を30-80ノード(240-640GPU)を最大60日間の間予約可能にするものです。 なお、本プログラムを利用した場合に必要となるABCIポイントは、利用者様にご負担いただきます。グランドチャレンジとは異なり、産総研が無償ポイントを付与することはありません。
10月上旬からの最大60日間に対して予約を可能とします。実際の開始日は採択後、協議の上決定します。
応募書類の様式は以下からダウンロードしてください。
応募書類に必要事項を記入し、申込期限までに下記メールアドレスに電子メールで提出してください。
提出先メールアドレス: abci-gc@aist.go.jp
審査結果は9月25日(月)までに電子メールにて通知いたします。
課題審査は、大規模言語モデル構築支援プログラム審査委員会において、書類審査およびその結果を踏まえた討議により行います。
主な審査項目は以下の通りです: